建築コンペのプレゼンボードにCGパースを効果的に使う方法
建築コンペのプレゼンボードに使うCGパースは、設計の意図を審査員に伝えるための手段です。見栄えのよいレンダリングを並べるだけでは、設計のコンセプトが伝わらないことがあります。この記事では、コンペ用CGパースのアングル選定とカット構成の考え方を整理します。
アングル選定の基本的な考え方
コンペ用の外観パースで最も重要なのは、建物の主要なファサードと周辺環境との関係を同時に見せるアングルです。真正面からの立面図的なアングルは設計図と情報が重複するため、斜め45度前後のアングルで奥行きを出すことが多いです。
人の目線高さ(地上1.5〜1.7m)からのアングルは、実際に建物を訪れたときの印象に近く、審査員が空間を体感しやすくなります。鳥瞰図は敷地全体の配置計画を示すのに有効ですが、単独では建物の細部が伝わりにくいため、目線高さのアングルと組み合わせて使うことを推奨します。
内観パースのカット選定
内観パースは、設計の核心となる空間を選ぶことが重要です。すべての部屋を見せようとすると、1カットあたりの情報密度が下がります。コンペのテーマに最も関連する空間(例:光の入り方が特徴的な吹き抜け、地域素材を使った主要室)に絞ることで、設計の意図が伝わりやすくなります。
家具・植栽・人物などのエンタラージュ(添景)は、空間のスケール感を伝えるために重要です。ただし、過剰に配置すると建築そのものが見えにくくなります。人物は1〜3体程度、家具は実際の使用状態を想定した配置にとどめることが多いです。
コンペ納期に合わせたスケジュール管理
コンペの締め切りから逆算して、CGパースの発注タイミングを決める必要があります。North Glacier Studioでは初稿提出まで5営業日が標準ですが、修正ラウンドを含めると最低でも10〜14営業日の余裕を見ることを推奨します。
コンペ直前の急ぎ対応は特急料金(見積もり金額の30%加算)で対応しています。ただし、スケジュールに空きがある場合に限ります。コンペの日程が決まった段階で早めにご連絡いただけると、スケジュールを確保しやすくなります。
コンペ用のCGパース制作については、コンペの趣旨・審査基準・提出形式をお知らせいただければ、それに合わせたカット構成を提案します。